本厚木の駅前で、よく踊ってたブレイカー達は、最近はどうしているだろう?
ストリート・ダンスの総称として、ブレイキングとかヒップホップ・ダンスとか言って構わない様であるが、桜木雪弥「ヤスミンのDANCE!」によれば、これは更に以下の各狭義に細分化されるらしい。 「ロック(lock)」「ポップ」「ブレイキング」「ヒップホップ」「ハウス」「ジャズ」「カポエイラ」…。 同作の主人公の少女は、ブラジルからの帰国子女で、伝統武術として身に付けていたカポエイラを以って、ストリート・ダンスの世界へ足を踏み入れていく(全くの余談だが、プロレス・マニアの男の子が、ザ・グレート・サスケの技「ラ・ケブラーダ」を以ってモーグルの世界へと足を踏み入れる玉置一平「BACKFLIP!」とよく似て…ねーよ! 全然(笑))。 この作品では、ストリート・カルチャーの持つ不穏なイメージ(不良性…実際に悪い事をしている・していないによらない)が(多分、意図的に)排されているが、上海旅行から戻ったきさまる君が、彼の地より買ってきてくれた(有難う!!)漫画、金秀容『街舞』(全5巻)は、まさに僕等のイメージする通りの、ストリート・カルチャーの“ヤバイ”雰囲気を前面に出してる作品だ。 何せ、台詞とか全く解らないので、はっきりとは言えないが、韓国でなく台湾でもなく、中華人民共和国に於いて日本のものと比し全く違和感の無い少年/青年漫画で、日本やアメリカと変わらないストリート・カルチャーの解釈をしているのだ。 さて本題だ。 以上の通りなら、もう、日本が世界に誇るっていうコミック・アニメ・カルチャーは危機を迎えているのか? 危機? 何の?それは商人が気にする事であって、僕等ファンには頼もしい事でしかないんだよ。面白い事があちこちで起こってくれるなら、いいんだよ。 余談。 1.「ブレイキング」とはもともとキレてる、騒いでいる、位の意味の言葉だったらしい。また、ヒップホップ初期のパーティはお洒落していく所だったので、フロアに転がる様な技は余り無かったらしい。 2.『ヤスミンのDANCE!』第1巻(集英社)第9話「いっしょにおどろうよ!」の扉絵は必見。萌え系美少女では追い付けない美少女表現がそこにある、と思う。
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