「練馬大根ブラザーズ」の何がいいかと言うと、世知辛さと痛快さが矛盾しないって事だ。
そもそもギャグ漫画とかお笑い芸は世知辛さを前提としているが、この作品はそれを象徴している。 主人公達がギャングで敵が悪徳商人なのだから、そりゃそうだろう。 毎度、悪役の悪徳商人を退治する事には成功するが、そいつから奪った金をフトコロにしまう事には失敗している(「お金は天下を舞い ここにゃ来ねぇ!」のだ)。正義の味方としての活躍はきっちりとしているが、ギャング団としてはトホホなのだ。これが、痛快さと世知辛さが矛盾しないって事の意味だ。 ギャグ漫画もお笑いも不謹慎なものじゃない。この世知辛い世を痛快に渡っていく為の知恵なのだ。
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