以前、よも君と性の商品化的な事について話してる時、どちらからともなくふと「エレベーター・ボーイ」って口にして、で、その瞬間フェミニストの気持ちも少し解った気がした、って事があった。
フジテレビの「ノイタミナ」って枠が何となく女性向けだってのは自明だろうが、今シリーズ「東のエデン」こそは正に女の子の欲望で出来てるなーと思う(えっ「アンティーク」よりも? うむ。「Genji」よりも? いや流石にあれは観てなかった(笑))。 あの男の子を指して現代の王子様像だなんて言うのは月並みだが(というかそもそも第1話のタイトルがそうだったが)、世知辛い現実に行き詰まってる女の子が謎めいた美青年に出会って、で、彼はその現実とは違う非日常から来ただけじゃなく、彼女がぶつかっている現実を打開してくれる、それもこの世界丸ごと相手取って、っていう何というか、御都合主義とか誇大妄想とか僕も月並みな言葉並べるしかない、まぁそんな内容(E.D.の、彼女の傍らに立つ彼がミサイルを2発撃ち落としてみせる映像がそれを全く表している)。 そして、それには、僕等男の子(笑)も散々都合の良い美少女ヒロインと戯れるラブコメだのエロゲー(笑)だのを堪能してきたんで異を唱えはしない。 ただ、何で僕は「DARKER THAN BLACK」を好きだったのかちょっと解った。あの主人公は悪の組織の言いなりの末端の工作員で、彼は彼の事だけで一杯一杯だった。カゲのある美青年は誰かの欲求を満たしたりしない。それがアニメっぽくなくて好かったのかも知れないな。
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