「ガンスミスキャッツ・バースト」や「ブレット・ザ・ウィザード」を基本的に読んでいなかったが(「砲神エグザクソン」は全く読んでなかった)、後者は男性が主人公だし、前者も終盤は脇役のロードバスターと呼ばれる男がメインで描かれていた様に思う。
美少女描きとして認知されていた園田健一氏の作品だが。 ・「ガルフォース エターナル・ストーリー」('86) 上掲アニメ作品のD.V.D.をブックオフで購入。園田氏の出世作。 村雨ケンジ氏が嘗て書いていた様な(明貴美加『超音速のMS少女』(大日本絵画、'94.07.)、p5))「“メカ”+“コスチュームをつけたキレーなネーちゃん”」に尽きてしまう(「後者さえあれば、前者は“魔法”や“スポーツ”などでも代用できる」)アニメの典型の1つであるが、その“制約”を逆手に取って骨太なストーリーと設定の根拠としようと工夫を凝らした傑作だ。 富野由悠季氏が「ザンボット3」や「ガンダム」の最終回で、スポンサーが玩具メーカーである事からの“制約”である合体/分離のギミックを逆手に取って、感動的なストーリー作りに利用した様に。 ここで何度か書いているけど、「エアマスター」のアニメ版は昔乍らの原作に準拠するタイプのアニメ化でありつつ大胆な改変を加えてそれが功を奏していたが、これが既に単行本20巻分位在ったストーリーを2クールのT.V.アニメ化でなるべくやり切る為の苦肉の策だったろう事は間違い無い。 “制約”と“反骨”が傑作の条件だとは言わないが、それが傑作を生む事は間違い無く有る。 …しっかし当時の色んなアニメ作品を彷彿とさせる設定やシーンが多いな(笑)。 ソルノイドとパラノイドの争いってのから「マクロス」を思い出さない者は居ないだろうし、装置のユニットを引き出すシーンは「ボトムズ」の最終回、コンピューターのディスプレイに銃を突き付けて脅すシーンは「レイズナー」…(それぞれ元ネタが有りそうだが)。
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