とらのあなで散財なんてネタの直後にナンだが。
僕は、酒も煙草もギャンブルもやらず、そしてオタクなのにパソコンもゲーム機もD.V.D.プレイヤーも持っていない。 '80年代、消費によって―購入する対象の選択によって差異化を図り―アイデンティティを構築する「新人類」や「おたく」が登場した、という論があるが(大塚英志『「おたく」の精神史』)、すると、僕は、オタク文化に貢献していない事になるのか。 しかし、四方俊男氏は、僕のアパートの部屋についてこう言った。僕の部屋は明らかにゴミゴミとしていたにも係わらず…。 「必要なものしか無いという点に、ポリシーが感じられて好感が持てる」 この感想は、確か、彼の、買い物依存症の人の、消費する事そのものがアイデンティティを保つ手段となっている事を示す、統一性の無い品物群によるゴミの山の様な部屋を見て、気分が悪くなった、という経験からきたものだった筈だ(違ってたらゴメン)。 ならば、本当に「要る」と思ったものしか買わない僕の消費の仕方は、やはり、拘りに則った実にオタク的なものだと言えないだろうか。 実際に購入するソフトの数量が少ないという点では、確かに市場に貢献してはいないのだろうが…。
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