『ヤンマガアッパーズ』休刊の際、幾つかの連載作品の移転先が示され(現在『イブニング』誌上で連載再開されている「餓狼伝」については、その時点では未定で、ヤキモキしたもんだ)、新井英樹「SUGAR」については、はっきりと『ヤングマガジン』本誌へ移ると書かれていた筈だ。
それから1年、新井英樹「RIN」が、ようやく、やっと、遂に、『ヤンマガ』誌上で始まった。「RIN」…この点は気に入らない。「SUGAR」というタイトルは、一流のボクサーにとってリングの雰囲気は砂糖の様に甘ぁ~いのだ、という不敵な意味を示していたからだ。ボクシング漫画で、格闘漫画で、タイトルが「シュガー」。実に良かったのに。 内容は相変わらずで大満足。 でもなぁ、初めての読者には相当に不快な内容の筈だよなぁ、考えてみたら。 天才が主人公の作品では、寧ろ僕はこれは好きな方で、何故なら、あの新井英樹氏の作品である、登場人物は誰もが人間臭い個性を主張し、主人公もその一人だ。 主人公は天才だろうけども、一方、割と臆病だったりせこかったりする所もある。こいつの性格なら、例え天才という裏打ちが無くても、無礼で軽薄なハッタリ―そう、ハッタリなのだから―を捲くし立てる事は変わらないだろうし、天才の物語だからって、都合のいい話ではないのだ。 そんな説得力のある上でなら、後は痛快さしか残らない。 …ただ、あの髪型はヒドイな。
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