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11_ 2024
前項よりの続き。


「ベル☆スタア」の、銃撃戦をしつつのチェイス・シーンの最中、ふと一人が名乗りを上げ、もう一方がそれに呼応した為に突然決闘シーンに移行した所、それはこの上無くカッコよかったが、基本的に僕は伊藤明弘氏の美意識は好きじゃない。格好つけた格好よさが格好いい、という感覚は…。

高田裕三「3x3 EYES 」の八雲君の站椿功のポーズが如何にもカッコつけてて好きじゃなかった。人間のポーズには、理に適った姿勢という事の素朴な美しさってのがあり(「拳児」の絵を見よ。「スラムダンク」でもいい)、そこにジャパン・アクション・クラブ的なアレンジは必要無い。

瓦敬介「菜々子さん的な日常」の、'80年代の北海道の高校生達の姿は、躍動感があって魅力的だったが、同じ絵柄で、アクション・ヒーローを描くと、途端にわざとらしく見えるのは何故なんだろう?

六田登「TWIN」の、ライバルの選手を抜き去った後、この世に別れを告げようとバイクのハンドルから手を放すが、路面に激突する寸前思い直し、激しい転倒で血ダルマになった身体をズルズルと引き摺りながら立ち上がった主人公の姿は、ただただ凄い迫力で、どんな格闘漫画の傷付き倒れた主人公が再び立ち上がるシーンも追い付けない、と僕はずっと思ってる。


以上は僕の主観で、多分君と違う。つまり、絵が上手いという事、カッコイイという事に絶対の基準なんか無いって事で、そんなの言わずもがなだろうが、再確認。
“金になるか否か”という観点は確実に存在していて、それは僕等がメーカーや販売元、販売店、プロ作家でなければ考慮すべき事ではないってのを、本当に忘れてないか? 大丈夫か?

惑わされるな。



 
ID: イカサマ・ヘッド / comments (3) / trackback (0) / 一般
2006-03-12 (Sun) 12:05:10





≫ >拳児懐かしい
ふふ、世代ですね(笑)。

この漫画のこなれてないっぷりは、藤原芳秀氏が作画してる他の作品には感じられないので、原作者の松田隆智氏のせいである事は明白。
でも、松田先生、文筆家としては凄いんだよ〜。
ただ、“物語”を書いちゃいけなかった、と(といいつつ、未だに結構頻繁に読み返す作品なんですけど(苦笑))。
 ≫ ヘッド / link / 2006-03-18 17:38 / R3iSA5Mw
≫ 拳児懐かしい。
イカサマさんなら好きだろうなと思ってたよ(笑)
 ≫ 佐伯 / link / 2006-03-14 23:09 / dHkaHM/2
≫ >“金になるか否か”という観点
君が「メーカーや販売元、販売店、プロ作家」なら、考慮しなくちゃ駄目だよ?
 ≫ イカサマ / link / 2006-03-12 13:08 / R3iSA5Mw
http://head.usamimi.info/tb.php/22204

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