パッと見食指は動かないが観ると面白い「妖奇士」だが、考証の正確さもその醍醐味だ。
最近故・杉浦日向子氏監修の『お江戸でござる』(新潮社)で読んだばかりの知識がまんま出てくるものだから、個人的にはひどく興奮してしまうが、それを根拠にこの作品を評すのは避けたい所だ。考証至上主義、リアリティー至上主義をフォローする事になっちまうからだ。 この作品自体、そんなものを至上と考えている訳でもなかろう。 幕末期の江戸の厳密な描写は、全く荒唐無稽な妖怪退治のアニメを心置き無く楽しむ為のものだ。 それよりも、ゴールデン・タイム・アニメの宿命としてのJポップスのプロモーションの役割を負わされる事について、錦織監督がどう思っているか知りたい所だ。
http://head.usamimi.info/tb.php/22271
|
CATEGORY
≫ 私的 (30)
≫ 日記 (74)
NEW
COMMENT
TRACKBACK
LOG
PROFILE
LINK
TOOL
PRODUCE
BANNER
|