蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語』(メディアファクトリー)を書店で見た時、ビジュアル・イメージ等、小栗左多里『ダーリンは外国人』(というよりは『ダーリンの頭ン中』)のフォロワーか、とは思った。
が、語られている内容の的確さ、曖昧さの無さは、他にはなかなか無い程のものだ。 僕は昔、数学論の授業で(何故か)、「千円からお預かりします」は間違い、「千円お預かりします」もしくは「千円から頂きます」が正しい、と教わったが、その理由はずっと分からないままだった。 それが、本書に「この言い方だと「千円から何かを預かる」という意味になります」とあって、そうか、だから、「千円から頂く」なら正しいんだ、と気付いたのだ。即ち、この今手渡してもらった千円から料金分を頂きます、という事だ(注:…というのは僕の解釈なので、本書の著者には否定されるかも知れないが)。 じっくり楽しむのには不向きかも知れないが(それこそ『ダーリン~』が向いている)、とても話が早く(←って使い方は正しいのか?)、切れ味の良い、性急な人にはオススメの(笑)本だ。 …あ、何の本か言ってなかった。日本語学校講師のエッセイ漫画。
http://head.usamimi.info/tb.php/22371
|
CATEGORY
≫ 私的 (30)
≫ 日記 (74)
NEW
COMMENT
TRACKBACK
LOG
PROFILE
LINK
TOOL
PRODUCE
BANNER
|