私見だが。
僕がサムライ・トループス「ドライブ・マイ・ライフ」を完璧なポップスと賞したのは、良質なポップスとはスプーン一匙位のネガティビティを含有するものだと本来は思っているからだ。 僅かの翳りも無い上で素晴らしい当該曲は、だから奇跡的な名曲だと思ったのだ。 という様に、僕は良質なポップスとは、本来僅かに陰を孕むものと思っている。ピチカートがそうだった様に、フリッパーズがそうだった様に。 セラニポージの「Octopus Daughter」は、サーカス団員の少女が自分が今如何に幸せであるかを歌うという内容だが、歌詞から彼女が孤児である事は伺える。 僕が一番好きな歌は、弁天というインディー・レーベルに所属していたバンド、スマイル・ライク・ドッグの「デイジー」だ。この曲の「さあ約束しよう 2度と会うことのない世界で」という矛盾を極めたフレーズこそ、僕の思う良質なポップスを象徴するものだ。 ヘコメロン氏によるコンピレーション・アルバム「雨ノチ晴レ」( http://www.nicovideo.jp/watch/sm6768342 )の表題曲ともなっている、studio#3氏の「雨ノチ晴レ」( http://www.nicovideo.jp/watch/sm5957532 )の「君と僕とは別世界」というフレーズが好きだ。 これを聴いて、以上の事を再認識した。
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