やっと、何故僕は「マクロス7」を好きなのかを説明出来そうだ。
美樹本氏のデザインしたガムリンは、エリート軍人という事で、ロコツにイケスカナイ顔つきをしていたが、実際の作中の彼は、真面目過ぎてちょっと変な、お人好しだった。 バサラについて、美樹本氏は、もっと気風のいい、決めるトコは即決めるタイプの奴だと思っていたが、そうじゃなかった、ってな事を言っていた様に記憶している。 主人公バサラとライバル・ガムリンは、もともとお互いを快く思っていなかったが、ヒロインの少女を通じて知り合いになってから、いわゆる男の友情が生まれていた。 ヒロイン・ミレーヌは14歳で、バサラを始め他の全ての登場人物が皆20歳前後以上の大人であるこの作品では“女性”というより“子供”の扱いで、ヒロインとしては実は余り機能していない。 パターン崩しは以上に留まらない。 ギギルは、美形でもなければ、敵ながら天晴れというタイプでもない、下品で粗暴で頭も悪く、醜い悪役だった。 敵方で、主人公バサラと最初に解り合ったのがこのギギルだ。 ギギルが殺された瞬間、その場に出現した巨大宇宙怪物は彼の正体(本体)だが、その身を崩しながら衝撃波を放出するそれに、バサラは、「ギギル、もういい、やめろ! 死んじまうぞ!」と叫ぶ。 ギギルと名乗った男が殺されたのと同時に現れた巨大生物を、その殺されたハゲオヤジと同一人物(?)であると普通に理解し、10年来の親友に対するが如く呼び掛ける主人公。 このエピソード後も、ギギル―粗暴で醜いハゲオヤジ/巨大宇宙怪物―を思い出して黄昏れたり泣いたりするバサラの姿が何度か描かれる。 はっきり言って、そんなのアニメ界前代未聞! 誰の思惑もクソクラエだな、この作品は(笑)。 ギギルとバサラが同じ目的の為に行動を共にするエピソード。ギギル機が制御不能でマグマ溜りに降下していく時、バサラ機は逆に上昇してしまう。 「テメエ、俺を!」見捨てるのか、と言い掛けるが、敵なんだから当然とギギルが口をつぐむのと、バサラ機の腕がギギル機を掴むのが同時だったので、 「テメエ、俺を! …何で俺を助けた?」 となったのだが、その間が絶妙! 結局下降が停まらなかった為、半狂乱になりミサイルを乱射するギギルに、 「暴れんじゃねえー! とんだクソガキだぜ、テメエは!」とバサラ。 「テメエとお手々繋いで死にたかねんだよ!」とギギル…。 この、言葉数の足りない者同士のコミュニケーションが、何ともリアルなのだ。 僕は、こういうタイプの人を身近に知っている。ウチの親父だ。 優柔不断で、アレコレ考えちゃいるが、それを上手く説明出来ず、 「うるせえ! 俺は俺のやりたい様にやるんだよ!」 と怒鳴り散らすバサラの姿は、ウチの親父そのもの。 アニメ・ファンもアニメのスタッフも、皆文化系の人間だ。無頼漢を描いても、それは空想や憧れの域を出ていない。 バサラは、昭和の頑固親爺の若かりし頃の姿そのものであり、今時の“ジャパ二メーション”で、そんなものが登場するのは「マクロス7」だけだ。 「マクロス7」はリアルなのだ。
≫ 「ガキの頃、あの山を動かそうと思って毎日歌ったな」
岩山と真っ黒い空と吹き荒ぶ風。 ただ、それだけを描く。 それを、メカと美少女とラブコメをテーマとしたマクロスシリーズで行ったという、とてつもなくとんでもない作品だと、改めて思った。
≫ ヘッド / link / 2017-07-09 17:38 / h2Hf/Kro
≫ >髪
19歳ですよ、アイツ。この先どうなるんだ(笑)。 熱いといえばGガン、リアルである、という点での評価がされないので、一言。 「ミカムラのおじさん! おじさぁーん!!」」
≫ イカサマ / link / 2005-12-04 16:24 / WA/vTCi6
≫ 熱い!熱く語ってますなぁw
ガムリンって真面目で声もカッコイイのに 髪の(ry
≫ エルリッヒ / link / 2005-12-01 10:31 / D4sg1vEw
http://head.usamimi.info/tb.php/22155
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