今聴くと、「DA.YO.NE.」はそう悪くない。しかし、これが「DAY ONE」の文字りだなんて気付く奴ぁ日本に居やしねぇんだよ当時。
本場アメリカのヒップヒップにどっぷりハマッてたヒップホッパーが新しいものを創ろうとした意欲作だったんだろうが、それは、本場同様コア・ヒップホップが一般に流通して以降にすべきだった。 果たして、致命的に誤解された。 ポップスにラップが合う事は、確かにヨイ発見だったが、あくまでそれはラップ・ミュージックの副産物であり二義的なものだ。 ここでギャングスタ・ラップのハナシをしようってんじゃない。カラフルなポップス、ギンギラのギャングスタ、もしくはジャジーなファンク…。 ラップ・ミュージックの魅力が最も際立つのが、必要最低限のドラムとベースによるバック・トラックに淡々と肉声が載る曲(ウータンがそうだった様に、D.I.T.C.がそうだった様に)だと言ったら、異論のあるヒップホップ・リスナーは居るだろうか? 放源のメンバーだったはなびとエイワンがアルバムを出した。エイワン&はなび「三日間」。 特に耳に、アタマの中に飛び込んできたフレーズは無かった。しかし、掛けている間、心地好かった。 やはりラップとはまずコレであって、ヒップホップとはまずコレなのだ。ポップ・ソングの合間にちょっとラップをつまんだものやギラギラなハードコアにも同様に好きな作品は沢山あるが、僕等がヒップホップと言ってまず想像するのはソレではない。何がチェケラッチョだ。阿呆か。 余談だが、本当に、このアルバムは1000円だ。ダ・メ・レコーズ主催のダースレイダーは以前、ソフトが高価い、これではC.D.R.に焼いてジャケットをカラー・コピーする者を責められない、フル・アルバム1000円が金を出して買ってもいい上限だろう、てな事を言っていたが、本当にやった!
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