日本語のラップには、ジブラやM.C.ボーズの様な模範的で標準的なもの以外に様々なスタイルのものが在る。
「永遠の記憶」でジブラにフィーチャーされたT.A.K.ザ・ライムヘッドやキングギドラでのジブラの相棒Kダブ・シャインのラップはまったりとズレた変則的なラップだ。 叫ぶオオスミ(シャカゾンビ)、怒鳴るユウ・ザ・ロック★、掠れ声でルーズなスチャダラアニ…。 ポエトリーと言った時、ビッケ(東京No.1ソウルセット)、東里起(スモール・サークル・オブ・フレンズ)、もしかしたらボス・ザM.C.(ザ・ブルーハーブ)の何れを思い出しても妥当だとして、この三者はそれぞれまるで異なっている。 僕は個人的にダミ声でゴニョゴニョ言うラップが好きで、G.K.マーヤンがそうだが、M.S.C.のタブーのより乾いた声によるそんなフロウが好みだ(「音信不通」の彼のバースが好きだ)。 ボーカロイドを利用したラップ曲はポップスにラップをフィーチャーしたものばかりで、そうでないものでも、やはりメロディを持つタイプのラップである。 ヘコメロン氏のニコレポ( http://www.nicovideo.jp/user/23179 )で紹介されていた「No Kidding!」( http://www.nicovideo.jp/watch/sm9082655?user_nicorepo ) を作った理由として「アイさんはラッパーなんだと、nm9016925( http://www.nicovideo.jp/watch/nm9016925 )の動画を見て確信しました」とラマPは述べているが、ボーカロイドでなくボイスロイドならラップに適しているという狙いが有ったとして、月読アイを使う事に幼女のたどたどしい滑舌で、前述した標準よりズレた日本語ラップを再現出来るという意図は無かったか、というと、それも恐らく有ったのではないかと思う。 即ち、遂に、ボーカロイド曲(ボイスロイドだけど)で、日本のヒップホップ・リスナーにとって“普通の”(色々在る内の1つ、だが)ラップ曲が登場した訳だ。 …という様な意図が有ったなら、誤解を恐れず飄々とエクスキューズ無く発表したのが本当カッコイイ! 寄せられたコメントを見ると(←僕が書き込んだのは除いた上で、ってどれか判んねぇよ(笑))、未だに「前奏長い」とか書かれるトランス系の作品よりも理解を得ているのではないかと思える。 所で、話は変わるけど、ヘコメロン氏が「Town topics/Ending world」( http://www.nicovideo.jp/watch/sm7429780 )のライナーノーツで「僕が目に入れても痛くないほど愛してる曲の一」と絶賛していたhirosue ryo氏の「Ending World(Summer of 1999)」( http://www.nicovideo.jp/watch/sm3890021 )の再生回数が未だ1000にも満たない事を知って驚く。 ヘコメロン氏や、アングラ・カタログ等を作って発表する人達の気持ちがよく解る。 再生数の多い作品を収録したメジャーが発売しているコンピレーションって意味有るのかな? 必要無いよねぇ。
≫ ・ http://www.nicovideo.jp/watch/sm26008997
「最近また音楽をいじり始めたので再度レコーディングしなおしてみました」 職人!! 対し、別バージョンはともかくとして、一度作ったものはいじらない、のを是とするのがロック的(?)だとする考え方が僕にも御多分に漏れず有って、大いに反省する所です。
≫ ヘッド / link / 2015-04-18 00:00 / t.1Ms8zY
≫ >hirosue ryo氏の「Ending World(Summer of 1999)」
>再生回数が未だ1000にも満たない この修正版と修正前の各再生数を合わせても1300に満たない事に驚愕する…。 ・ http://www.nicovideo.jp/watch/sm3865560 ・ http://www.nicovideo.jp/watch/sm3890021
≫ ヘッド / link / 2010-06-12 09:02 / Womn..O.
http://head.usamimi.info/tb.php/22425
|
CATEGORY
≫ 私的 (30)
≫ 日記 (74)
NEW
COMMENT
TRACKBACK
LOG
PROFILE
LINK
TOOL
PRODUCE
BANNER
|