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『good!アフタヌーン』今号(#15)の太田モアレ「鉄風」は必読!
天才の苦悩や歪みも、その才に嫉妬する焦れた心も、健全/不健全の二元化を度外視した、淡々とした客観性を以て描く作品というのもそう無いのではないか。 少なくとも、ただ天才を称賛されるべきよきものとして描く天才伝とは何億光年位かけ離れている事か。 もう格闘漫画がどうとかってハナシでもないが、同じジャンルを扱うものについて一つ。 今号の「残酷」ってキーワードは、そのまま本作と『イブニング』誌連載中の遠藤浩輝「オールラウンダー廻」の関係に当て嵌まるだろう。 *天才の物語と普通の高校生のハナシっていうテーマの違いは関係無い。 今時はツイッターとかでリアルタイムで語るべきなのかねぇ?
「「音を楽しむと書いて音楽」という陳腐で暴力的なフレーズが音楽リスナーと呼ばれる人達の共通概念としてあるものならば、自分は「音楽」には興味がないと言い切りたい」(磯部涼『ヒーローはいつだって君をがっかりさせる』、太田出版、2004、p185) この「「音を楽しむと書いて音楽」という陳腐で暴力的なフレーズ」が、プリキュア今作で出てきてしまった。 次代を担う子供達に、悪しき決まり文句を教えてしまった訳だ。やれやれ。 だけど、そう絶望したもんでもないかも知れない。 メジャー児童向けアニメがそうでもこの文化は多様だ(かの「ポピーザぱフォーマー」も子供番組なんだよな。この作品がヤバいのは過激さではなくポピーの人間の小ささだよなー(笑)。オマケ→・http://www.youtube.com/watch?v=kPZbPvx_HLc&feature=more_related )。 マイナー青年漫画誌の例を見よう。 殺生忌避を理由とした菜食主義について、植物だって生きてるとか人間は雑食で動物性タンパクも摂らねばならないとか何とか、家畜をシメた事もない僕には(「今朝から何も食べてないなんて言うな 食うだろどうせ しかも取って食うか? 買って食うだろ」(E.G.G.マン「ニジュウイッセイギ」)、本当は、言う資格が無いと思っていた。 岡本健太郎「山賊ダイアリー」の連載が、『イブニング』'11.no.06より始まった! 語るべき事を、語る資格を持った人が、ライトなコラム漫画の体裁で語り始めたのだ!! …ただ、「賊」ではないと思う(笑)。 『イブニング』今号と言えば、小野洋一郎「ブッシメン!」、キャラクター商品を作ってる主人公達に、原作者サイドが難癖を付けてきた、という視点が実にイイね(笑)。 希望の光はまだ在る。 ・http://natalie.mu/comic/pp/naganonoriko 永野のりこ「電波オデッセイ」の単行本が復刊されるそうだ。永野氏が信用出来るのは、実に、使い古された定番からの借り物でなく、正に“自分の言葉で語った”様な表現の為だ。どシリアスな本作もそうだが、それ以前の荒唐無稽な各作品に於いてそうだった。 「GOD SAVE THE すげこまくん!」で、運動の苦手な主人公が、自分のせいでクラス対抗の野球大会に負けるという状況を、寧ろ望んでるって描写は斬新だが(捻くれ切って行くトコまで行っちゃってる)、ある意味凄くリアルじゃないか。そのエピソードのラストで、主人公とはまた違って仲間に入りたいが言い出せない内気な問題少年が、最後に立たせてもらった打席で三振し、主審のゲームセットのコールと同時に「死んでやるああああーっ」て、剃刀で手首に切りつけようとしてた(笑・第3巻)。過剰なギャグ表現だが、ある意味リアルじゃないか。 …そんな所だけを見てみても、「エヴァンゲリオン」の取って付けた様な思春期の苦悩の定番描写とは違う。 若しくは、Jポップの様な広く一般にウケる様に作られた毒にも薬にもならない表現とも違って、届くべき人に届く様に丹念に丹念に紡がれたものだ。 願わくは、今回の「電波オデッセイ」の復刊で、届くべき人に届き切らん事を。 石慎、邪魔すんじゃねえぞ! 「屍鬼」は観ていて本当に息を呑む傑作ホラーだった、という感想を書かない内に新シリーズが始まってる訳だが。
言うまでもない事かも知れないが、「フラクタル」、主人公が行動を共にしているあの連中との生活を楽し気に、良きものとして描いてしまうのは、このままでは、テロも肯定する事に繋がってしまうと思うが、果たして落とし所はどうするつもりだろう? 「放浪息子」。性同一性障害の方に理解が無いと怒られてしまうかも知れないが、女/男らしい性別を強調する格好や振る舞いが好きじゃない僕の感覚とは正反対だっていうのと、中1の子達の感覚を解るには年を取りすぎてしまったせいでか、あんまり解んない…。 取り敢えず、あの担任教師、バカなのか? 所で、『テレビブロス』誌今号('11.no.4)が東村アキコ先生特集号だが、僕、「ひまわりっ」で判り易いイヤな女が出てきた辺りから、氏の作品読んでないんだよな(ノイタミナの「海月姫」は観てたが)…軽く不信感が有って。 最近、職場で僕に対する“偽オタク”疑惑が(笑)。
でも一方で、実生活に於いて余り役立たない無駄な知識に詳しい、とも(おい)。 …それがオタクって事なんだけどなぁ。 木尾士目「げんしけん」の様な、ある種の若者達の青春を描いた作品は絶対必要だし、そしてこの漫画はそういう作品として良質なものだと思うけど、やはり嫌いだ。 世間のステレオタイプ的オタクのイメージを、はいその通りです、と肯定してしまっている様な所が。 今時はツイッターで済ませればイイ様なハナシをつらつら書いてみる。*あくまでT.V.C.M.を観ただけでの感想。
・太陽光発電C.M.: どうして黒じゃなかったんだろうって、専門業者の側がそういう言い方するのは、人をバカにし過ぎ! 皆ずっとそう思ってたけど、そんなのは素人考えで、きっと何か理由が有るんだろうと思ってたのに。 ・原発C.M.: CO2を出さないからエコですって売り文句が通用すると、まさか本気で思ってるんだろうか? ・「あしたのジョー」実写映画版: キラキラし過ぎ。薄汚れてなさ過ぎる。 ・「好きっていいなよ。」: C.M.で、「今、いちばんドキドキできる少女漫画」として紹介されていたが、彼氏どころか友達も居なかった女の子にイケメンが接近…それって、同性には嫌われてるけどオトコ受けはイイ女…それが人気有るのか…。 乙橘槇絵は、沙村広明「無限の住人」の初期の、まだ刺客が1人(/1組)ずつ主人公達を襲いに現れていた頃に、5番手位の敵として登場したキャラで、それ迄やその後に登場した敵達と同格の、敵キャラの1人だった。
しかし、掲載誌最新号(『アフタヌーン』'11年3月号(講談社))分に至る迄に登場した、主人公やボス・キャラを含む全ての剣士の内で最強は、ボス・キャラの愛人でもあるが故に、今度の戦いに貴女は連れていけないとか言われてバトルから外されてすらしまう事もある彼女なのだ。 ここが青年漫画のバトルものと少年漫画のそれの異なる所だ。キャラの作品内での立ち位置等と、戦闘力の高さは関係しない。 尾田栄一郎「ワンピース」にて、主人公と同格のルーキーの海賊船長達が登場した辺りを読んだ際、この作者は本当は群雄割拠ものをやりたいのかなぁ?とか思ったものだが、的外れだろうか? それより以前は、この作者はきっと海洋冒険ものをやりたいんだろうに、ジャンプ的対決ものばかりやらされてストーリーが一向に進まないないなぁ、とか思ってたりしたが、それもやっぱり的外れだろうか? |
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