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…(前記事参照)という線で今年は語ってこうかと思ってたんだけど、今ちょいとその余裕が無い。
今回はまた音楽ネタurlの紹介を。 ・http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=1000335432 マイスペース。Dishonour氏の新曲「Gebet」が大変素晴らしい。 ・http://www.nicovideo.jp/watch/sm6009208 ニコニコ動画。あの「栞」のライブの映像! ・http://www.nicovideo.jp/mylist/11304437 手前味噌。 ローランド・ケルツ『ジャパナメリカ』(ランダムハウス講談社、'07.05.)と『モーニング・ツー』連載のフェリーぺ・スミス「ピポチュー」が違うのは、後者がこのカルチャーに懐疑的であるという事だ。このカルチャーが奇異なものであるのは確かで、それを客観的に言っている。
が、オタク・バッシングではない。このカルチャーのオタクを否定する若者は同時に旧来のアメリカン・ヒーロー・カートゥーンのファンを馬鹿にしてみせるが、この若者自身はイキがっちゃいるが童貞で、ガイジンが持てるという日本へナンパ目的で行くが上手くいかない。 全てが並列されている。 ここに更にアメリカの殺し屋と日本のヤクザが絡むこの物語がどう転がっていくのかは分からないが、取り敢えず、いよいよこのカルチャーが諸手を挙げて絶賛もされそうな風潮の中、冷静な批評性を以って疑う姿勢は良い。 本年一発目はこんな感じで。 では話を続けよう。 「ネット環境さえあれば、気軽に自分の曲を聴いてもらえるという、バンドブーム世代にとっては垂涎の状況が当たり前のように用意されている」とは、友人うねり君の言葉だが、ラッパーのダボ氏がかつて「シュガーヒル…」出演時に言っていたのもこういう事だったかも知れない。
ダボ氏が言っていた様に一つにはYouTubeがある。 また、楽曲音源を発表する事に特化したMySpace( http://jp.myspace.com/ )がある。Dishonour氏は本年一杯でブログ( http://blog.livedoor.jp/dishonour/ )を休止するが、その作品は変わらずここで聴く事が出来る( http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=1000335432 )。コミティアで漫画を発表してもいるアニュウリズム氏( http://www5f.biglobe.ne.jp/~anyu/ )とか「サイハテ」で有名な小林オニキス氏( http://adamaurow.jugem.jp/ )による音楽もここに発表されている(アニュウリズム氏,http://www.myspace.com/anyuurizumu ・小林オニキス氏,http://www.myspace.com/kobayashionix )。 また一つには、ニコニコ動画がある。ここでは今ボーカロイドを使用したオリジナル曲の発表が流行している(上述の小林オニキス「サイハテ」もその一つ)。 ヒップホップは本来言葉による表現など行わない様な者に言葉を与えたと言ったのは磯部涼氏だったが、ボーカロイドの面白い効用として、アキバ・オタク的表現手法を畑違いの人々に与えたという事がある。 勿論逆も言える。アニメ声優ソング的なものを求めていた筈が、いつの間にかロック・リスナー(←曖昧な広義だが…)として耳が肥えていた、という事もあるだろう。 6days氏の「エンドロール」( http://www.nicovideo.jp/watch/sm5377567 )を聴けばかなりのロック・リスナーであると思えるが、ロック・マニアによる映画賛歌を初音ミクに歌わせるというのは、クロスオーバーにも程があるってもんだ(笑)。 凄い時代になったもんだ。 「青春時代を生きる若いコ達は、世界を動かすことのできるような素敵パウアーを持ってるよな気がしてならないです」とは、ささくれ氏の「アドレッセンチメートル」( http://www.nicovideo.jp/watch/sm4229483 )発表時のコメントだが、この最新型のユース・カルチャーに触れる事に間に合った事を、僕は本当に有難く思う。 p.s.どことなくファニーな初音ミクとはまた違った爽やかな声の鏡音リンを使用した作品にも、ななこ先生「スマイルメイカー」( http://www.nicovideo.jp/watch/sm3660918 )とかharuna808「パンダのうた」( http://www.nicovideo.jp/watch/sm1910843 )、CaptainMirai「枕木」( http://www.nicovideo.jp/watch/sm3229289 タイトルもいい。歌詞中で象徴的な鉄道アイテムと言えば寧ろ「汽笛」なのに、タイトルは「汽笛」でも「始発列車」でもなく「枕木」。好い!)といった傑作が幾つもあるが、ここでは、先に紹介した「VOCALOID・アンダーグラウンド・カタログ PART9」で紹介されていた(そういえば大納僧氏の名曲「売れない猫」もリン曲だ)、おふロボ「む・む・麦茶」( http://www.nicovideo.jp/watch/sm3966098 )を推しておく。僕の聴いたボーカロイド曲の中で最もカワイイ曲だと思っているのだが、それだけじゃない。可愛らしさと大胆なユーモアと児童唱歌風正統性を併せ持つ良曲だ。…今年の終盤はボーカロイドの話ばっかりになっちゃったな。 '04年のT.V.アニメで「クラウ」という作品があったけど、あれは一体何だったんだろうなぁ。どういう趣旨のものだったんだろう。
人ならざる存在に融合された女性が主人公なのか、取り憑いたこの人外のものが主人公の人格なのか? とにかく主人公は普通の人間ではなく、その種族の特徴である、「対(つい)」と呼ばれる分身を持ち(対外的には妹と称する)、それを主人公が一年で最も好きな日「クリスマス」と名付ける。 クリスマスが人名なのも異例だが、彼女等のその宿命とか、彼女等を追う女刑事が少女時代クリスマス・イブに家族を惨殺された過去があってクリスマスなんて嫌いと言っていたり、この言葉には悲愴なイメージも付き纏う。 遥か未来が舞台のアクションS.F.で、寂しさと暖かさが、ひどく淡く描き出される。 T.M.ネットワークに「Leprechaun Christmas」という曲があって、ともすればまるで路上生活者が窓から洩れる光を見詰めてる様を歌った様にも聴こえるし、且つ楽しげなクリスマス・ソングでもあるんだけれど、丁度そんなイメージかもしれない。 あの寂しさや諦念と、それと矛盾しない優しい幸福感は、はっきり言って、実にアニメ的でなかった。 今頃になって、あの作品は一体何だったんだろう、どういうつもりだったんだろうなんて思ったりしたっていう、まぁ、今回はそういう話。 浴びる程欧米のロック・バンドを聴いている洋楽マニアにもアンチ・ラップの人は居て、曰くメロディを否定しているのが認められない、と。
それに対し、いやメロディはある、楽曲中でボーカルがメロディを持っていないってだけだ、ドラムがメロディを持っていない様に…と反論すればいいのかも知れないが、そうもいかない。確かに僕等ヒップホップ・リスナーは、ただ四分の四拍子の裏打ちそのものを快楽と感じる事が出来る類のリスナーだから。 というレベルなら、ただ好みの問題と言えるが、そうもいかない場合がある。 もうしつこい位してる話だが、もう一度しておく。 ラップを否定する程の、何をどれだけ聴いているのか、というレベルの人達の話だ。 スモール・サークル・オブ・フレンズや東京No.1ソウルセットまでを聴いた上での結論では決してあるまい。 「流派-R」とかジブさんの「シュガーヒル…」は一面の真実かも知れないが全てではない。いや、ゴールデン・タイムの番組で歌われるラップをフィーチャーした歌謡曲を聴いただけで言ってるんではあるまいな? 例えばdishonour氏が「レコード万歳」( http://blog.livedoor.jp/dishonour/ )の11/2の記事で紹介した、サバーバンとシンゴ02の「栞」( http://jp.youtube.com/watch?v=ERLVi17jKjI )を聴いても、やはりラップはダメか? そうなのか? 「君がいない世界のつじつまあわせなんてやってられない」(マスター・オブ・vation「つまらない葬式」(http://www.nicovideo.jp/watch/sm3133651))
完璧なレクイエムをやっと聴けた。 |
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