今ロックのコンサートと言えば、フェスなんだろうか。
僕が何となくライブ等に行かなくなっていったのは、このムーブメントが起こってきたかこなかったか位の時期だった筈で、つまり僕はそういう楽しみ方を知らない。 また、僕がヒップホップを聴き始めたのとライブ等に出向かなくなった時期も重なる為、クラブ・カルチャーを知らないどころかそのステージもほとんど観た事は無いのだ。 2年前にふと、仕事の休み時間にローソンでロッピーを弄っていたらチケットを購入出来たので、実に久し振りにライブへ行った。 そう、僕がまだ神奈川県民だった2年前、ここ横浜リザードにザ・ブルーハーブは来た。 そして今回ステージに立つのは、すすきのの路上からやってきた彼等だけじゃない。地元(「184045!」)の英雄が迎え撃つ。「ヨコハマジョーカー」…サイプレス上野とロベルト吉野だ。去る8/27の出来事。 サ上、ロ吉両氏の奏でるキラキラした青春(でも今回ちょっと溜め息ついてたな…)は僕には無かった。これからの人生を踏ん張って生きていく為にザ・ブルーハーブの音楽は必須だが(「前進だけしか知らぬみなとみらい線 止まるな 終わるな 迷うな」)、彼等のストイシズムは十数年来のもので、即ち彼等は一貫してそんなユースを過ごした。 その意味では、僕にとってリアルな音楽と言えない面が在る、と言える。 またボーカロイド音楽の話をしよう。 以前書いた、ひつじP、スP、時田氏によるあの作品の事だ。 ・http://www.nicovideo.jp/watch/sm8695775 音楽性の違いにより解散しました。「綴られる美しき精神と日々は団欒の化石の中で」 ここで歌われているアイデンティティーは決して肯定されるべきものではなく、故に“健全”なリスナーはアンチに回ったりするのだろうし、今の僕もこの感覚をリアルに思い出すのは難しいのだが、状況なら思い出せる…インディーズ・バンドのライブを観に行くか、部屋で雑誌の投稿欄宛のイラスト葉書を描いているしか無かったあの頃を。 僕にとって最もリアルな青春ソングはこれだと、はっきりと言える。 今は、ボスのラップに鼓舞されて日々を生きているのだとしても。
≫ >激烈にハードなソフトコア
ある種の“ムラ”の持つ善意という名の暴力、とかそういう類のものに苦しんだ、みたいな事かな? それを踏まえると、ライターの磯部涼さんの文章にあった、「そこにはユニティはないが、もちろんそんなものは必要ない」って一文(『ヒーローはいつだって君をがっかりさせる』p210)が、良い言葉だな、って実感します(笑)。
≫ イカサマ / link / 2010-09-08 17:13 / wEQrCejg
≫ イカサマさん、激烈にハードなソフトコアを体験したことが無いからそんなことが言えるんです!!!!
つらい目というのは、そのソフトサークルに間違えて入っちゃった結果、当然に出てきそうなことですねー。
≫ 世田谷の弟子 / link / 2010-09-07 00:01 / iz3AZwEI
≫ >つらい目に遭いました
えっ、どんな? >ファンコミュニティの方が大事 むかーし、とあるハードコア・パンク・バンドのライブに行った時、客席に清楚なカンジの女の子が誰かと来てる風でもなく一人で座ってた事があって。きっと友達と音楽のハナシ合わないだろうな、って思ったりしました(笑)。 まずは作品/パフォーマンスと鑑賞者としての自分の1対1であるべきで、ファン・コミュニティってのは2次的なものだと思いますよ。
≫ イカサマ / link / 2010-09-04 23:44 / wEQrCejg
≫ もちろんファンコミュニティの方が大事なので、ステージを観察してはいけません。・・・ということが出来なかったため、つらい目に遭いました。
ある世代から下は、そのプログラムで動いてますよ。 (小劇場演劇ですけど)
≫ 世田谷の弟子 / link / 2010-09-01 07:14 / iz3AZwEI
http://head.usamimi.info/tb.php/22437
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